作品群「富士山」

「金の富士山~命をたたえる~」

<作品1:手塩皿4.0洗朱塗 (46)>

<蒔絵師>坂内憲勝
<素地>天然木 <表面塗装>漆塗装(手塗)
<サイズ>120×120×42 <付属>皿立て
富士山と自然の友情を描く。
日本の象徴「富士山」と自然
の命が育む友情を想像し漆絵
を描きました。      

作品群「富士山」

「銀の富士山~命を見守る~」

<作品2:手塩皿4.0溜塗 (47)>

<蒔絵師>坂内憲勝
<素地>天然木 <表面塗装>漆塗装(手塗)
<サイズ>120×120×42 <付属>皿立て
富士山と自然の友情を描く。
日本の象徴「富士山」と自然
の命が育む友情を想像し漆絵
を描きました。
この器は直径12cmで木製で軽くてのひらサイズの愛らしい器ですが、
実は絵付けされている手塩皿は会津の郷土料理「こづゆ」の器で、会津
では「こづゆ椀」と言われています。お皿としての機能だけでなくお椀
のように汁物にも対応できる優れものの器なんです。         
※「こづゆ」は貝柱のお出汁と具だくさんが特徴で、会津では冠婚葬祭
  の席に良く出されます。                    
木製手塩皿の断面写真
栃の木の轆轤挽きです。
皿立てが付属しています。
手塩皿は食器として使用したり、
絵皿として飾ることができます。
SOETEカード
作品に込めた思いをカードにして
作品に添えてお届けします。

作品群「富士山」に込めた思い

~この思いを作品に添えて~


作品群「富士山」

 

<作品1:手塩皿洗朱塗 「金の富士山~命をたたえる~」>


日本の春、
それは、冬の寒さに耐え、息を潜めていた自然の命が、ようやく目覚める季節。
春の訪れを喜び楽しんだ自然の命は、夏を謳歌し、やがて秋には命を燃やす。
私は、歓喜した花や生き物たちの輝く命が、富士山の周りに集う光景を創造してみる。
そして、その輝く命を称え見守る雄大な富士山の心に、思いを馳せてみる。
輝く彩り、生気あふれる命の素晴らしさに、私の身体は幸せの光に満たされる。
地球上の人間、そして自然の命が、幸せで満たされ平和であって欲しい。

 この作品の漆による絵を完成させるにあたっては、私が絵に込めたい思いをまとめ蒔絵師で伝統工芸士の坂内憲勝氏に伝え、その思いについて意見交換しお互い理解を深め、坂内氏がそれをもとに図案を起こし、更に二人で検討を加えて図案を完成させ、坂内氏がその思いを筆に込めて漆で描きました。
 この作品群「富士山」の「金の富士山 ~命をたたえる~」は、漆の絵に込める思いを育むことから始め、漆による器づくりから絵を描くまで、じっくり手間ひまかけて完成しております。縁あってこの器に出会った方おひとりおひとりが私たちの思いに少しでも共感していただき、器をご愛用いただければ幸いです。

私たちの願い、それは私たちの作品であなたの心にささやかな幸せを届けることです。
 
 

<作品2:手塩皿溜塗 「銀の富士山~命を見守る~」>


日本の冬、
自然の命たちはやがて来る春に向けて、静かな鼓動を打ちながら眠りに就いている。
富士山だけが、極寒の澄んだ月夜の空に、すそ野を広げた雄大な姿をさらけ出す。
そして、父親のように眠りに就いた命を深い愛情を持って見守る。
自然の命を見守り自然を抱く冬の富士山の雄姿を私は夢見た。
私は、自然の営みの崇高さと世の静かなる安寧を感じる。
日本そして世界が、平和であることを願う。

 この作品の漆による絵を完成させるにあたっては、私が絵に込めたい思いをまとめ蒔絵師で伝統工芸士の坂内憲勝氏に伝え、その思いについて意見交換しお互い理解を深め、坂内氏がそれをもとに図案を起こし、更に二人で検討を加えて図案を完成させ、坂内氏がその思いを筆に込めて漆で描きました。
 この作品群「富士山」の「銀の富士山 ~命を見守る~」は、漆の絵に込める思いを育むことから始め、漆による器づくりから絵を描くまで、じっくり手間ひまかけて完成しております。縁あってこの器に出会った方おひとりおひとりが私たちの思いに少しでも共感していただき、器をご愛用いただければ幸いです。

私たちの願い、それは私たちの作品であなたの心にささやかな幸せを届けることです。